こんにちはNotoと申します。
実業団E1で走りながら、自転車店で働いています。
2023年に発売されたロード用タイヤの中でおそらく一番話題になったであろうCORSA PRO。
2023年7月から約4ヶ月、3000kmほど走ったのでインプレしようと思います。
購入を検討されてる方の参考になればと思います。
CORSA PROについて
CORSA PROはイタリアのタイヤブランドVittoriaが2023年にリリースしたロード用オールラウンドタイヤ。
前作CORSAからのモデルチェンジでの登場となりました。
CORSA PROはすでに多くの実績をあげており、目立ったところで言うとこのタイヤを採用したアルペシン・ドゥクーニンクのマチューファンデルプール選手が2023年のパリルーべ、世界選手権ロードレースを制しています。
パリルーベなんかはフランスのなっがーい石畳を50km以上走るレースなだけに、タイヤ選びは通常のレースよりもシビアになるはず。そんな中でもプロに採用され、勝利を上げたわけですからそれだけでも十分信頼のおけるタイヤと言えますよね。
そんな実績十分なCORSA PROについて、そのスペックを確認しておきましょう。
(ここではチューブレスレディモデルの28cのスペックを紹介します。)
TPI | 320 |
ケーシング | コットン |
トレッド | GRAPHENE+シリカ |
カラー | ブラック/パラ |
重量 | 295g |
価格 | 税込13900円 |
上記はカタログにも書いてることなので、仕様詳細を知りたい方はこちらをチェックしてみてください。
僕個人的には、箱を開けて触った瞬間に他のタイヤと比べて明らかに柔らかく、しなやかすぎてびっくりしました。
仕事柄、タイヤにはめちゃくちゃ触れる機会が多いのですが、ダントツで柔らかかったです。
気になる方は是非一度手に取って確かめてみてください。
CORSA PROのインプレ
ここからは僕が実際使ってみて感じたことを述べていきたいと思います。
しばらく使った生の声なので、購入を検討してる方の参考になればと思います。
3000km使用インプレッション
CORSA PROを3000km使ってみて感じた感想が以下です。
いいところ悪いところをそれぞれまとめました
※今回のインプレに際して、TCR ADVANCED SL DISCに乗り、ホイールはCADEX 50 ULTRA DISCを使用します。
チューブレスでの使用で、空気圧はフロント4.3 リア4.5です。体重64kg。
CORSA PROのいいところ
- グリップ性能が非常に高くコーナーが安心
- 漕ぎ出しがとにかく軽い
- フックレス対応、ビードも上がりやすい
まず驚いたのは、前作CORSAと比べてめちゃくちゃ乗り味が軽くなっていたこと。
前作CORSAも使用していましたが、高いグリップ性能によるコーナリングの安心感はそのまま引き継ぎつつ、
そこに漕ぎ出しの軽さが加わったような感じです。
前作CORSAはダンシング時に「ねちゃっ」とした地面に張り付きたがるような感覚がありましたが、そこも改善されており、クイックな乗り心地を味わうこともできます。
僕は前作CORSAを「グリップが高くて安心だからレースで攻めたコーナリングができる」と言う理由でつかっていました。
ことCORSA PROに関しては「攻めたコーナリングもできてかつ、加速もダンシング時も得意な最強タイヤだから」選択することになりそうです。
CORSA PROのダメなところ
- すり減りがはやい
- タイヤサイドが痛んでくるのがはやい
- 値段が高い
CORSAといえばすり減りが早く、コスパに優れないタイヤ。
と言うイメージを持ってる方も多いのではないでしょうか。
残念ながらそれはCORSA PROにおいても変わらずといったところで、減りは早いです。
グリップが高いだけに、タイヤ表面のトレッドを、地面になすりつけながら走っているような感覚があります。
乗り方にもよるでしょうけど、僕の場合約3000kmちょいで後輪タイヤのスリップサインが消えて、交換時期をむかえました。
以前にContinental GP5000を使っていたときは5000kmくらい走れていただけに、「はやいなぁ」と言う印象を持ちました。
しかも値段が1本約14000円と高額なタイヤなだけに、「いつもは使えないな」と言う感じです。
CORSA PROは買いなのか
これは結論、「買い」です。
まず、全員一回使ってみてもらって、CORSA PROの快適性を味わってほしいと思います。
タイヤとしての性能はピカイチなので。
ただ、先述しましたがCORSA PROは高く、ヘリが早いです。
なので、一回試した後はそれぞれの、ここぞと言う場面での使用をおすすめします。
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