前回の記事ではロードレースの前日に準備するべきことを解説した。
今回は当日編として、朝起きたところから解説していきたいと思う。
前日編の記事を載せておくからまだみてない人、前日の情報がほしい人はこちらに移っていただきたい。
[st-kaiwa1]この記事ではロードレース当日の準備するべきことを順番に解説していくよ![/st-kaiwa1]
目次(クリックでジャンプ)
起床
前泊していない限りかなり早朝になることが予想される。
レース前日の緊張とワクワク感の入り乱れた感じがあってなかなか寝付けなかったのはわかるがレースの時間は待ってくれないからおきましょう。
レース当日はこの時点からアドレナリンがこの時点から出ているからあまり眠さをかんじずスパッと起きれくことが多い。はず。
布団を蹴り飛ばして起きよう。
水を飲む(白湯がオススメ)
次は給水だ。
ここで給水する理由は2つあると考えている。それが下記
- 水をとって目を覚ます(副交感神経にする)
- 内臓を起こして排泄を促す
下でも解説するけどレーススタートまでに排泄を完了させておくことはめちゃくちゃ大事だから絶対起きてすぐ水をとって欲しい。
なお、冷たい水だとお腹冷やして壊してしまうかもしれないから、白湯を飲むのがオススメだ。
熱めのシャワーを浴びる
これは俺が好きだからやってる部分もあるんだけど熱めのシャワーを浴びる。
目的は3つあって、目を覚ますためとスッキリさせてスイッチを入れるっていう2つの理由と
この場ですね毛と髭の最終確認をするというものだ。
すね毛と髭が生えていれば空気抵抗にしかならないので一瞬でシェービングする。
出発
忘れ物がないことに気をつけて出発する。
持ち物については以下の記事にまとめてるから参考にして欲しい。
朝食・ドリンク・補給食の調達
出発したらまずは食料調達のためにコンビニに直行する。
ここで調達するのは
- 朝食
- スポーツドリンクと水
- レースの補給食(必要なら)
- レース直前のウイダー
- コーヒー(朝食用ではなくレース用のカフェインとして)だ。
走る距離にもよるんだけど、ロードレースはものすごいカロリーを消費するから朝食は朝から厳しいかもしれないが炭水化物を中心に結構がっつりとって欲しい。
オススメはニンニク入りのパスタだ。タンパク質として卵系もいい。
俺はよくペペロンチーノと卵サンドイッチを取る。
補給食はジェルとかがいいから本当はコンビニでは調達できないんだけど、自転車に乗りながら食べられるものとしてはレース直前用とは別にもう一つウイダーを購入しておいてそれを補給食にしてしまうっていうのがいい。
レース開始3時間前に朝食を取る
出場するレースの約3時間前に食事はとって欲しい。
炭水化物の消化吸収が始まって、エネルギーに変わり始めるのに約2〜3時間くらい時間がかかるからだ。
食事について詳しく知りたい方はこちらが詳しく載っていたのでぜひ
排泄
夜派の人はスルーしてもらっていいけどレーススタートまでに大を済ませておくことは食事の次くらいに大事だと思っている。
ロードレースは競技時間が長いし、体幹を使うから結構きばるような動作も多い。
競技中に催してしまったらおしまいだし、その可能性すら不安要素の繋がるから取り除いておく必要があるのだ。
あと単純に軽量化にもなる。
朝一の水分補給と、前日の水分補給が要になってくるから前日からたっぷり水分を摂取しておこう。
あとレース会場のトイレは数が少なく、なおかつ大をしたい人が多いため、めちゃくちゃ混むからオススメしない。臭いし。
できたら途中のコンビニか高速道路に乗るならサービスエリアで済ませておくことを推奨する。
受け付け
会場に到着したら早速受け付けだ。
JBCFならライセンス(時間指定あり)。 ホビーレースならおそらくエントリーのはがきかメールが届いていると思うから、それを持って受付に行こう。
忘れても受付でなんとかしてくれることが多いから、身分証を持ってとりあえず行ってみよう。
そこで自転車につける計測チップとゼッケンをもらえる。
ゼッケン・チップをつける
ゼッケンとチップをもらったら、後回しにせず、すぐつけよう。
試走前に装着しておくことで、ゼッケンとチップつけた状態で試走ができるから、落ちたりなびいたりしないかチェックできる。その為だ。
ゼッケンは、パリッとした状態のままだとウェアに馴染みにくいし、空気抵抗を受けやすい。
一回グシャグシャっとしてゼッケンを柔らかくした後に、両面テープでウェアとはっつけてしまうのがベストだ。
あとチップをフロントフォークにつける時はスポークを巻き込んで止めてしまわないように注意しよう。
試走
試走をする目的は5つある。(俺は)
- コースのレイアウトの確認
- コースに潜む危険の確認
- アタックポイントの確認
- 機材の安全動作確認
- ウォーミングアップ
特にみて欲しいのはコースの危険性の確認だ。
コースによっては道端にコケが生えていたり、急に道幅が狭くなったり、障害物があったり、角度のきついコーナーがあったりするからそれらを確認しておいて、本番ではそれを避けて走るようにして欲しい。
試走で、やたらとばしている奴らがきっといるが、絶対に流されてはいけない。基本試走はコースの安全確認を行うものだと考えて行おう。
ウォーミングアップ
試走もそこそこにウォーミングアップを開始する。
ローラー台で脚を温めておくことでレース開始直後から本調子のパフォーマンスを発揮する為だ。
どれくらいアップすれば本調子が出るかは人によって結構異なってくるからなんとも言えないんだけど俺がやってるアップは下記(パワーメーター使ってる)
- 強度決めずに適当に15分くらい回す。
- FTP強度で3分
- FTPの120%くらいのパワーで1分
目安としては俺は300kjくらいまで回すと足が回ってくるイメージだから俺はこれくらいやっている。
ちょっと高強度にならしとくのも大事だから強めにも回しておいている。
このメニューをそのまま採用して、バテまでやるのは話にならないからあくまで参考にして欲しい。
レース1時間前にカフェインを取る
レース1時間前に調達しておいたコーヒーと糖質としてウイダーを取る。
カフェインを体内に取り入れておくことで、疲労を感じにくくなったり、血流を促進するのから乳酸を溜めにくくなったりといいことずくめだからだ。
ぜひやってにて欲しい。ウイダーは単純にエネルギー源として摂取する。
並びにいく
自分のレースの時間が迫ってくると、スタートラインの近くで、一旦出場カテゴリごとに招集がかかる。ここで早めに並んでおくことが大切だ。
ホビーレースでは基本的にスタート位置の並び順は早い者勝ちになる。招集場所に行くのが遅れれば遅れるほどスタート位置が後ろからになるのだ。
だから早めに並んでおきたい。
並びにいくタイミングのイメージとしては自分がエントリーしているレースの前のクラスが走り始めたら並びにいく。くらいの感じでいいと思う。
あんまり早く並びに行っても立って待ってるだけになるので足が冷える。
かといって自分のレーススタート直前に並びに行ってしまうと、スタート位置が集団最後尾になってしまっていきなり不利だからだ。
レースを楽しむ
レースが始まってしまえばあとは全力で楽しむだけだ。
事故なく頑張ろう。
クールダウン
戻ってきたら、仲間とのレースの感想あーだこーだもそこそこにクールダウンだ。
翌日に疲労を残さないために行う超重要なことだからぜひやって欲しい。
やることは簡単で、ローラー台に自転車をセットして15分たらたら回すだけ。
やってる間にレースを振り返ってもいい。
表彰台に上がれる人はマイク向けられた時のおもしろコメントを考えてもいい。
チップを返却する
自転車のフォークにつけてる計測チップを外して返却することを忘れないで欲しい。
返却を忘れてしまうとチップ代を弁償させられるかもしれないからだ。
基本うけつけとかの回収ボックスに入れるだけの簡単な作業だ。
銭湯に行く
俺はレースの次かあるいはレース以上に楽しみにしているイベントだ。
レースで疲労した体に染み渡る温泉は「ここで死んでもいい」って思うくらい気持ちいから絶対に銭湯にいくことをオススメする。
水風呂で体幹と足回りのアイシング→温泉→アイシング→温泉っていう風に入ると翌日以降の疲労度が大きく改善されるから普通に温泉は実用的にもオススメできる。
温泉に入ると眠たくなるから帰りの運転には注意してほしい。
昼食
エネルギー枯渇の体に補給をする。
レース終わった後のケアは非常に重要だからここでも疲労回復のためにクエン酸の効いたものを。。
と言いたいところなんだけど、
アスリートじゃないしあんまり気にしなくていいと思ってる。
レース終わりは好きなものを好きなだけ食べればいいじゃないのよ。頑張ったじゃない。
俺は多くの場合豚カツかラーメンをぶちかます。
レース後はとにかくエネルギーが入れば俺の優秀な体がなんとかやってくれると信じている。もう何も考えたくない。
帰宅
遠足は家に帰って「ただいま」と言うまでが遠足とはよくいうんだけどロードレースはもっと辛口。
ロードレースは家に帰って「ただいま」と言ったあと車から自転車やらローラーやらをおろして洗車してボトルを洗ってチップ返却した時にもらったなんか変なプロテインのお菓子のやり場を見つけるまでがロードレースなのだ。
あとで片付けると言って車から荷物のおろしを後回しにするのはよしたほうがいい。
1週間放置してしまう危険性が高いからだ。
全てを片付けてリラックスモードに入ったほうが気持ちもいいしぜひ片付けまで済ませてしまって欲しい。
そのほうが夜のビールもきっと体に染み渡る最高の一杯になる。
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