ロードバイク初心者のカーボンロードバイクの買い方、保管の仕方

 

こんにちは。

僕は本業で4年自転車店で働いていています。

 

初めてロードバイクを購入される方にもたくさんアドバイスしてきました。

この記事では

[st-kaiwa3]「最初の1台目のロードバイクを買いたいんだけど、欲しい自転車がカーボン製なんだよな。いいとは聞くけど、実際アルミとなにがちがうの??[/st-kaiwa3]

 

「とりあえず最初の一台はカーボンじゃなくてアルミじゃね?』と思う気持ち、すごいわかります。「カーボンロード高すぎるけど、カーボンロードの方がかっこいいやつ多いんだよな。。」って感じですよね。。

 

僕も最初の1台目を買う時めちゃんこ迷いました。

 

だけど僕は最初の一台を思い切ってカーボンのロードバイクににしました。そしてカーボンのロードバイクにして本当に良かったと思っています。

 

この記事では上の彼のように、カーボンロードに今ひとつ踏ん切りがつかない人へカーボンロードについてプロの立場からそのメリットと注意すべき点に基づいてアドバイスします。

 

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目次

結論: 置き場所が確保できるなら買い

 

カーボンロードバイクは置き場所が確保できるようであれば購入してOKです

 

結構驚かれる方も多いのですが、カーボンロードバイクにはスタンドがつけられません。(一部を除く)

 

なので自転車に直接取り付けるスタンドとは別に、自転車を引っ掛けて保管しておけるバイクスタンドが必要になります。

 

僕の場合自転車はミノウラのスタンドを使って保管しています。

 

 


 

また、カーボンの自転車は必ず屋内保管した方がいいです。理由は下記

 

  • カーボンロードは盗難のプロによって盗まれる(バラして転売されるともう取り戻せない)
  • 他の駐輪自転車に当たるだけでカーボンが割れる可能性がある
  • 部品の劣化が早まる

 

屋根のある駐輪場も雨が吹き込むのでNGと考えた方がいいです。完全屋内保管をオススメします。

 

自宅の中、あるいは倉庫などに屋内保管できるスペースを確保できれば、初心者の方もカーボンロード買っちゃってOKです。

 

 

カーボンロードを選ぶメリット

 

カーボンロードバイクにはいろんなメリットがあります。それが下記です

 

  • 振動を自転車が吸収してくれるため、乗り手に優しい
  • 重量が軽い
  • 剛性が高くて、踏み込んだ力をロスなく進む力に変えてくれる

 

もう少し詳しく解説します

 

振動を自転車が吸収してくれるため、乗り手に優しい

 

カーボン素材は振動吸収性が高いという特徴があります。

 

そのためアルミのロードバイクと比較すると、乗り心地がとてもいいです。まるで「じゅうたんの上を走っているような感覚」で走ることができます。

 

乗り手に優しく、負荷がかかりにくいですから、もし100キロを超えるような「長い距離を走ってみたい」と思っているいるようであれば、ぜひカーボンロードを選んでいただくことをオススメします。

 

きっと快適に走ることができますよ。

 

※ただし、下記でも説明しますがレース用のめちゃくちゃ剛性の高いバイクの場合乗り心地がめちゃくちゃ硬いので、初心者にはちょっと厳しいかもです。

 

 

重量が軽い

 

カーボンロードは他の素材でできたロードバイクと比べて軽いという特徴があります。

 

軽いと何がいいかというと「坂道が登りやすい」ですし「こぎだしが軽い」です。あと「輪行が楽」になります。

 

イメージで言うとアルミロードは10kg〜15kgくらいでカーボンロードは6kg〜10kgくらいです

 

僕の今まで見た自転車の中で一番軽いロードバイクは車体重量5kg台のロードです。本当に自転車としての機能があるのか怪しくなるほど軽かったですね。一般的なロードバイクと比べると半分くらいの重量です。

 

多分ですけど100万円は軽く超えてると思います。 軽さは正義。

 

 

剛性が高くて、踏み込んだ力をロスなく進む力に変えてくれる

 

ちょっとカーボン素材の踏み込んだ知識の話になるので、初心者の方でも興味ある人は聞いてください。

 

自転車で使われているいわゆる「カーボン」は別名「炭素繊維強化プラスチック」と言われ、その軽さと、剛性の高さがうりなんですね。

 

「剛性」ってガチな自転車乗りがよくいう言葉ですけどよくわからんですよね。

 

簡単に説明すると

 

剛性はその物質に力を加えてもその形が元の形を止めようとする力のことです。

 

例えば、木の棒と鉄の棒をもって、それぞれで地面を叩くとします。すると、鉄の棒で地面を叩いた時の方が地面からの反動で手が痺れますね。それは鉄の棒の方が、木の棒よりも地面を叩いた時に、元の姿「剛性が高い」と言えるからです。

 

要するに、「力いっぱいペダルを踏み込んでも、自転車がかけた力を逃さず路面に伝えてくれる」ということです。

 

一般的に、剛性の高いロードバイクはレーシング機材として使われることが多く、値段も高いです。乗り手への負荷も大きいですから、もし、初心者の方で、カーボンロード買ってみたいなっていう人は、まず、カーボンロードの中でも比較的硬くないものを選ぶことをオススメします。完成車で15万〜30万円くらいのロードバイクなら比較的乗り手にも優しいですよ。

 

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取り扱いにはご注意を

 

カーボンロードは自転車に乗ってる時の地面からの衝撃には強いですが、点の衝撃にはとても弱いという特徴があります。

 

丁寧に扱ってあげないと、せっかくのカーボンフレームが割れちゃいます。

 

実際僕もカーボンフレームを一度割ってしまっています。(ディレイラーハンガーが曲がっていたことに気づかず、リアディレイラーがスポークと干渉してしまい、リアディレイラーがもげて、後輪の回転に巻き込まれ、リアディレイラーがシートステーにクリティカルヒット! )

 

その日はしっかりと寝込みました。

 

本当に何気ない、「駐輪する時に壁に立てかけようと思って、その時勢いよく壁においてしまった」、とかでも割れてしまう可能性が十分あるので、扱いには注意してくださいね。

 

 

アルミもカーボンも安全性に差はない

 

「アルミの方が金属だしカーボンより堅牢で安全。」というイメージを持たれがちですが、そんなことはないです。

 

どんな素材でもそれぞれ「限界」があって、それはアルミであれカーボンであれ、おなじことです。それぞれ耐用年数は丁寧に扱って10年くらいといったところです。

 

なので自転車の選び方として、「アルミロードの方が、頑丈で、長持ちしそうだからアルミにする!」という選び方はちょっと間違ってます。

 

 

強いていうとすれば、カーボンのほうが、アルミと比較して性能の高いバイクに採用されることが多いので、「カーボンロードよりスピードが出しにくい」という所ではアルミの方が安全かもしれませんね。交通安全的に。

 

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ロードバイクは大切に

 

ここまでカーボンロードのについて、メリットや取り扱い、安全性など色々語ってきましたが、

 

基本的には気に入ってる欲しくて欲しくて仕方ないロードバイクがカーボン製なら思い切って買っちゃっていいと思います。

 

ただし、冒頭でも言いましたが、屋内保管できる環境だけは確保しておいてください

 

可能であればロードバイクの保管場所は素材を問わず屋内保管して欲しいです。

 

屋外保管は劣化していくスピードがめちゃくちゃはやいですし、自分が常に管理できる範囲からロードバイクを出してしまうのはとても危険です。

 

ロードバイクはスポーツカー(バイク)になるので、それなりの管理体制をもって購入しないとすぐ壊れます。

 

愛着を持って、育ててあげるくらいの気持ちで、臨みましょう。どうぞよろしくお願いします。

 

 

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この記事を書いた人

大阪府出身。1995年生まれの28歳。
大学生の時に初めてロードバイクを購入しハマる。
社会人1年目から本格的にロードレースに挑戦。JBCF E1
愛車はGIANT TCR ADVANCED SL DISCとあさひのママチャリ。

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